仕事に対しての自分の思い込みが見えてきた【現場監督のひとりごと】

日頃は現場仕事の工程で自分の行動のスケジュールを組むことがほとんどです。

自分の仕事に対して日頃の環境に居ては、見えて来ない違和感を俯瞰したくて、違う環境に身を置いてみました。

違う環境の船旅で書いた記事はこちら↓

別段自分に変化があったか?と言えば「ん?」となる。

閉鎖した環境でも、朝からいつものルーチンから始めていまっていた。

仕事でももっと電話が鳴り響くと覚悟していた。

しかし、それほど鳴らなかった。

深刻な問題も無く、現場は進んでいます。といった内容の電話が何度か入った。

かと思えば、「ここの寸法出して下さい。」と、職人さんから電話が入る。

「出せるわけないやろ。現場におらんし。」と、嘆いても容赦無く質問される。

現場の補佐で居てくれている、担当者はワタシの留守を何と説明してくれているのか?

などと想像しながら、留守の間の段取りを書いたメモと完璧に組んだ工程の効果はあったということか。(自画自賛!)

そう考えると、この旅行の連休を取るために、最悪の事態を想像し、5日程先の考えられるトラブル、質問などを想定していた時間。

必要と言えば必要だが、スルーして放ったらかしで出て来ても、ひょっとしたら何も起こらずに仕事は進行していたのかな。

などとも思います。

仕事での価値観について、最近少し考えることが多かったので、よい機会を得れました。

工事現場での責任者としての立場から、その仕事の進捗や環境のチェックなどがわからなくなることに不安を抱いてしまっていたことに気付いた。

現場にいることはその場に自分がいること。

何か不都合な問題が起こってもその場で対処、解決できます。

自分がその場にいない環境で現場をどう上手く回すか?が、重要であること。

毎日その場にいることに慣れ過ぎて、ある意味惰性で仕事に取り組んでしまっていた気がします。

そのために工期を書いた工程表を作り、日々そこに書かれた工事を実行して行く。

この当たり前のプロジェクト管理を実際工事をする側が「絵に描いた餅」状態で捉えていては、遅れやトラブルの原因になります。

何故こんな当たり前のことを真剣に書いているのか?

最近のいくつかのプロジェクトで、重要な決め事を先送りしてしまって、その工程の時期になっても話しが纏まっていない。

という問題のために、信じられないことに発展したり、大幅な遅れが出てしまったり。

と、同じような期間で同じ問題に悩まされています。

具体的には書けませんが、たったひとりの人間の怠慢、先送りが多大な損害が生じるのが、ワタシの仕事です。

もっともっと、先読みした思考と予知と対処法を考える時間が必要だと感じています。

こんな当たり前のことを書き出していると、当たり前の中に潜む落とし穴に少し、ゾッとする今日この頃です。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

via PressSync

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この記事を書いた人

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なみのり こうぼう

1965年大阪生まれ、大阪在住の内装工事業を1994年からはじめて今年で25年目の なみのり工房 です。

仕事で精一杯だった自分に何か刺激を求めて試行錯誤している時、本で出逢ったメンターの方のセミナーに思い切って参加。人生初セミナー体験で運命的な出会いがあり、ブログを2014年7月からはじめました。

ランニング習慣、仕事、趣味のサーフィン、ゴルフ、たまに犬など思った事を書いています。

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