現場が手順良く進まないのは、会社の体質と自分の思い込みから始まった【現場監督のひとりごと】

先日、仕事の先送りについて書きました。

仕事に限らず時間が無いから、打合せや交渉ごとを先送りしてしまった結果、現場が逆行していたという記事を書きました。

なぜ仕事で先送りが生じるのか?

我々の仕事は物を作るという現実主義で、物理的な作業となります。

なのにその現物を作るという現場で、打合せなどが実際に先送りされてしまうのか?

と、半信半疑で現場の状況と逆行してしまっている理由を現場の職人さんに聞いてみました。

そうすると、肝心な説明を聞きたい時に現場から消えてしまう。や、質問に対して出した答えが間違っていたこと。

など、まだまだ理由はありそうですが、現場責任者としてはあまり良く無い対応をしてきたということです。

なぜそんな現場管理の仕方になってしまったのか?

それは会社の社風というか、体質にもよるように思います。

前述した記事の中のA君の会社はトップダウンで指示が降りてくる会社で、社長の一言で全てが決定されてしまうことが多いようです。

その社長はワタシも昔から大変お世話になっている会社なので、これを書くとマズイのではと思いながらも、「今ここ」を記していくことをモットーにしているので書かせていただきます。

現場にはあまり行かずに「会社で指示を出し、現場を納める」的な考えをお持ちなようです。

これには、本人も現場としてもはがつく思うところでしょう。

メールとFAXなどでは伝えられ無い部分が多々あるためです。

前もって施工前に図面に書き込んで指示書を送っていても、寸法の違いや図面と現場の違う箇所など現場では色々なことが起こります。

これを事務所で対応しようとしても、引っ切り無しに電話がかかり、仕事になりません。

朝一番だけでも現場で指示してしまえば、今日1日分の仕事だけでもスムーズに進むはずです。

そして自分も電話に忙殺されることなく、仕事を進められるでしょう。

人というのは自分で思い込んでいる「枠」の中で生きているのだと思いました。

第三者のワタシには少し滑稽に映ってしまうほど、その自分で作ってしまっている「枠」を、いつの間にか外して考えれなくなってしまっているということがわかります。

そして、サラリーマンというのは常に自分の評価を気にして生きているということも見えてきました。

社長の評価や会社の人間の目を気にして生きてしまっているということ。

まとめ

「事件は会議室で起きてるんじゃない、現場で起きてるんだ」というセリフが流行ったことがありました。

現場を何件か掛け持ちで担当して、休日出勤や睡眠不足になりながらも、孤軍奮闘しているのに、「鶴の一声ってそんなに怖いのかい?」と声をかけたくなります。

その声のためにできてしまった「枠」があるのなら、こんなに悲しいことは無いように思います。

著しく人の成長を止めてしまっているのでは無いでしょうか。

「どうせその声がかかるので」と、考えることを止めてしまっていたり。

少し腹立たしい仕事の進め方と、何事にも理由があるんだなと気付かされた最近の仕事です。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

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なみのり こうぼう

1965年大阪生まれ、大阪在住の内装工事業を1994年からはじめて今年で25年目の なみのり工房 です。

仕事で精一杯だった自分に何か刺激を求めて試行錯誤している時、本で出逢ったメンターの方のセミナーに思い切って参加。人生初セミナー体験で運命的な出会いがあり、ブログを2014年7月からはじめました。

ランニング習慣、仕事、趣味のサーフィン、ゴルフ、たまに犬など思った事を書いています。

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