自分で選んだのか、選ばれたのか?自分が選んだ道ならばある程度の覚悟は必要ではないか【現場監督のひとりごと】

自分が進んで選んだ道というものにどれだけ情熱を注げているのか?

自分が今日、今現在している仕事に対して、気持ち良く向かい合って従事出来ているのか?

「この仕事は自分が好きで始めたのではない」「今やってることは自分でやりたかった訳でなく、誰かに言われてやっている」

そんな人がやっている仕事は他人からどう映るのか?現場監督のひとりごと、書いてみました。

ダラダラしているしている姿は仕事に出てしまう。

建築現場では、朝礼でラジオ体操第一から始まります。

概ね8時に始まるところが多いのではないでしょうか。

その体操をする姿で大体、今日の仕事に対する思い入れというものが分かります。

ダラダラといい加減に体操する姿は見ていて、気持ちの良いものではありません。

中学、高校生じゃないよね?と言いたい気分になります。

自分の職業に誇りを持てるまで技術を磨いてほしい

せっかく就いた職業です。自分で選んだのか、他人に勧められたのか、仕事が嫌なのかはわかりません。

ワタシたちがいる工事現場の仕事は職人さんが手仕事ですることがほとんどです。

その技術を学んで受け継いでいってもらいたいと思います。

仕事を覚えるのに、先輩からの苦言も聞き入れないといけない時もあります。

しかし、俗に言う「手に職をつける」という仕事をしているわけなので、それを学び、ものにしなければ価値が生まれません。

それを自覚できるまでは、いつまでも子供のようなことを、してしまうのかもしれません。

高齢化による職人不足は避けられそうもない業界

最近では耳にすることも少なくなってしまった、3Kの仕事である。

現場仕事は、きつい、汚い、危険な職場だ。

夏は暑いし、冬は寒い。

でも、そこで得る「技能」は「お見事!」と呼ぶにふさわしいものがある。

それぞれの職種の職人さんの技術は、見ていて惚れぼれするものがある。

熟練の職人さんが高齢化を迎える中、若い匠な職人さんの登場に期待がかかる。

とはいえ、一人前の職人になるのも、育てるのにも時間が掛かる。

確実に職人さんの人口も減っていく時が来ています。

自分の選んだ職業であれば、親方から厳しい態度で指図される時も、修行と考えられるかどうか。

そして今はそういった教育をする時代ではないのか。

考えさせられる時が来ているように思います。

まとめ

ワタシは左官仕事(セメントを塗る仕事)を見ているといつも思うことがある。

砂とセメントと水だけで綺麗に仕上げていく仕事は、見ていると単純な仕事に思うが、素人では難しい仕事です。

床にセメントを塗りつけるのは、まだワタシでも見よう見まねでできそうです。

が、壁に塗りつけるのは、簡単ではありません。

材料の配合などが難しく、塗りつけても、崩れ落ちてしまいます。

簡単に塗りつけてように見えても、そこには技術が隠れています。

左官だけではなく、職人として技能を磨くことは、誇り高きことのように思います。

最近はあまり見かけることが少なくなっていた、やる気のない体操を見てしまい、職人稼業の未来を少し考えてみた、今日この頃です。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

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なみのり こうぼう

1965年大阪生まれ、大阪在住の内装工事業を1994年からはじめて今年で25年目の なみのり工房 です。

仕事で精一杯だった自分に何か刺激を求めて試行錯誤している時、本で出逢ったメンターの方のセミナーに思い切って参加。人生初セミナー体験で運命的な出会いがあり、ブログを2014年7月からはじめました。

ランニング習慣、仕事、趣味のサーフィン、ゴルフ、たまに犬など思った事を書いています。

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