9月ももう半分以上過ぎてしまった。
現場も過ぎしやすい気候になりつつある。
前回からの続きの作業を紹介したい。
(前回リンクはこちら→現場がはじまった)
古民家の改修にはそれなりの補強に手間暇が掛かる
上の写真は床を捲って新しく床の下地を作っていっているところだ。
既存の梁に新しく根太をかけていく。
部屋の四隅に既存の火打ち梁を撤去して、金属製の火打ちを入れ補強していく。
写真中央に新設するヘッドスパ用の給排水の配管を立ち上がってるのがわかる。
そしてベニヤ板で床をふさいでいく。12mm厚のベニヤ板を2層貼りしていく。
ヘッドスパの椅子が最大で150kgになり、人が座ると200kg以上になるのでしっかりと下地補強しておく。
(足場申請記事はこちら→道路占用使用許可申請に行ってきた)
事故も苦情も無く2時間弱で作業完了。
シート養生も終わり、明日から塗装塗り替えです。
床のベニヤ板を貼って行くと梁が出ている部分があって2層目のベニヤ板が貼れない事が発覚。その部分を削る事に。
電動カンナで削り飛ばしていく。結構手間がかかる床工事である。
2日目のその他の工事は電気工事で既存照明器具撤去。
給排水工事、2階ヘッドスパ用排水配管。
これは梁と1階の天井下地との隙間が少なく、配管ルート確保天井下地を切ったりして苦労していた。
まとめ
古民家をお店に変えるリノベーション物件は何度か経験しているが、
どこがどれくらい傷んでいるかは、実際のところ壊してみたり、開けてみないとわからないという事が多い。
このお店も事前に調査に来たが、2階でお客さんの施術中であったり、2階の和室は使われていなかったので、電気が来ていなくて照明が点かないとかで調査し難い状況ではあったが、床に関しては畳を上げてその下の板張りとその隙間から梁の状態を見るくらいしか出来なかった。
今回は2階和室の床だけでかなり手間が掛かってしまった。
上の写真で梁を削っているが、結局もう1枚4mmベニヤを12mmラワンベニヤ2層貼りの上から貼って納めた。
6畳に床の間と押入があったスペースであるが床工事だけ見れば、見積金額よりもかなり予算オーバーしてしまった。
材料の員数がそれなりに必要な仕事は手間もその分掛かるわけである。ましてや既存部分を切ったり、削ったりしていると尚更だ。
今後の課題としてせめて材料費か手間賃は多少過大計上しておくべきだろう。と感じた。