愛知県見聞録2日目はタイルのINAXさんのミュージアム見学です。
前回は博物館明治村へ行ってきたエントリーでした。明治、大正時代の建築に触れてまいりました。
とは言っても広いので半日で全てを見て回るのは不可能でございました。
前回エントリーはこちら↓
フランク・ロイド・ライト先生に少し触れて来ました。 【2015年6月12日(金)】 | Naminori 工房
今日は愛知県のINAX ライブミュージアムの見学エントリーです。暫しお付き合いください。
やきものの街、愛知県常滑市にあるミュージアム
タイルや衛生機器と言えば我々建築業界の人間としては、INAX、TOTOの2枚看板がすぐに出てまいりますが、タイルの歴史、便器などの歴史が学べる施設でございます。
かつて使われていた窯や製造過程、手法などを見学できます。少しマニアックな世界ではございますが、今回も写真だらけの御紹介です。
写真撮影OKという施設なので調子に乗ってiPhoneにてですが写しまくってまいりましたので、幾つかのエントリー分割してご紹介させていただきます。
土と水と火との出会い
土は水を得て形となり火を通してやきものになります。
土とやきものが織りなす多様な世界を観て、触れて、感じて、学び、創りだす、体験・体感型ミュージアム。
土とやきものの魅力に触れる体験教室や企画展、ワークショップを開催。
躍動感あふれる活動を展開しています。
大正10年(1921)に築かれた大煙突と内部に大きな窯を抱く建物。
窯のある広場・資料館の外観。
世界のタイル博物館
世界のタイル博物館の外観です。中央が博物館で右がピッツェ ラ・フォルナーチェ。左がミュージアムショップです。
エントランス風景
総合案内受付から奥のトイレを望む。2階まで吹き抜けているエントランス。
世界のタイル博物館のインフォメーション。
こちらの総合案内カウンターのおねえさんに「写真OKですか?」と尋ねましたら、快く了承していただいたので、とんでもない枚数写してまいりました。これを全てコメントを入れてアップするといつ完成するかわからないので、抜粋して写真をサラッとご紹介いたしますがそれでも分割してのエントリーになります。
階段のタイルも世界のタイル博物館と入ってます。
お手洗い表示サインももちろんタイルでした。
1階ギャラリーの展示
ドーム型の天井を木で造り、それにタイルを張り付けていく工程を映像で2階にて紹介されていました。
1階ドーム部分の製作過程を映像で紹介されていました。
2階ギャラリーの展示
2階には世界最古のエジプトタイルを含むイスラームのタイル、ヨーロッパのスペイン、オランダ、イギリスタイルから中国、日本タイルまで展示されております。
驚いたことにこれら各国・地域を代表するタイルを山本正之さんという方が50年余にわたって収集されたものらしいです。
「タイルのルーツを探る」ということで世界各地を訪れられて現地で入手されたものらしいです。約6000点を常滑市に寄贈され、その保存、管理を常滑市からINAXさんへ委託され、現在ここに約1000点が展示されていることが下記に記されています。
このペグのタイル?という技法はおもしろいですね。施工は大変そうですけど細かい作業になるのでしょうか。1階の展示壁に使われていたものですね。
世界最古のタイル。こうして見ると紀元前も現代もそれほど変わっていないように思えてしまいます。
〔住所〕
〒479-8586
愛知県常滑市奥栄町1-130
TEL : 0569-34-8282
FAX : 0569-34-8283
〔交通〕
<バス>
■ 名鉄線「常滑駅」または中部国際空港より
知多バス「知多半田駅」行き
「INAXライブミュージアム前」下車徒歩2分
<お車>
■ 名鉄線「常滑駅」より約6分
■ 中部国際空港より約10分(「りんくうIC」降りる)
■ セントレアライン(名古屋方面から)「常滑」ICより約7分
■ 知多半島道路「半田IC」より約15分
(乗用車・バス駐車場完備)
まとめ
ワタシが日頃仕事で馴染みのあるメーカーさんである、INAX、LIXILさんの博物館。
今回は世界のタイル博物館の2階半分くらいまでの紹介となりました。これ以上画像ばかりもなんですので次回に後半ということで。
古代からある装飾のひとつであるタイル。現代ものとさほど変わりないのではとワタシは感じてしまったのですが、紀元前からタイルというものはもう完成されていたということなのでしょうか。
いつも当たり前のように工事で使用している仕上げ材のタイルですが、歴史に触れるとまた感慨深いものがあります。
それにしても山本コレクション。前々回エントリーの犬山城城主成瀬家といい歴史に対する情熱というものを感じさせていただきました。
次回は2階タイルの展示の後編と便器の歴史のエントリーです。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
関連エントリーはこちら↓
- フランク・ロイド・ライト先生に少し触れて来ました。 【2015年6月12日(金)】 | Naminori 工房
- 愛知県の犬山城に行ってきました。 【2015年6月12日(金)】 | Naminori 工房
- 神戸の竹中大工道具館へ行ってきた | Naminori 工房
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