いつの頃からかウチには犬が一匹、家族として暮らしています。
ウチに来たのは確か2005年の春だったと思う。
もう、9年になる。結構なおばあさんになってしまっている。
小さかった子供たちも巣立って行ったり、社会人、高校生になろうとしている。
時の流れは早いものです。
その犬が自分にとって、どんな存在だったのかつぶやきたいと思います。
子育てと全く同じである
名前はチャッピー、ペットショップで購入した時、一目見て娘がつけた名前だ。
ミニチュアダックスフントのロングヘアーのレッド。女の子です。
我が家に来た時は片手の平に乗るくらいの、生後2月半くらいで来た。
僕の母親が亡くなり、一人で寂しそうな親父のために犬でもと思い、
預けに行ったが、2日ほどでまだ小さすぎて無理のようで、我が家に帰ってきた。毎晩、くんくんと鳴いていたようで。
それから我が家での暮らしのスタートです。
奥さんから飼い主に任命された僕の奮闘がここから始まりました。
餌やりから下の世話。最初は糞の処理なんて出来るんだろうか?
散歩なんて毎日連れて行ってやれるのだろうか?
餌をちゃんと決まった時間にやれるのか?散歩は?
共犯者の頼みの綱の娘は知らんぷり。
それからは犬との孤軍奮闘の日々でした。
ダックスは猟犬でアナグマを狩るために品種改良された犬らしいです。
そのためでしょうか、この犬種の習性なのかよくそこら中を掘り掘りします。(幼児言葉ですがウチではそう呼んでいます。)
穴にも入りたいのか、ダンボールや家具の地袋の中なんかのも入りたがります。
最も最初困った事は、よく吠えること。気性は荒いです。
チワワやプードルとは比べものになりません。
しつけ教室に出そうかと思ったりもしましたが、ありのままで良いかと。
未だにインターホンが鳴ると、吠え続けています。
ただ、心配していた下の世話は想像していたより苦にならなかった。
子供が出来た時はオムツを替えるのが苦手だった記憶があるのですが。
ゲージの中でちゃんとできるようになると、さほど苦にはならなかった。
もう一つ困るのが、夏場になると毛の抜け方が半端ないです。
いつも6月中旬にはサマーカットにしているんですが、時期を遅らすと
床が毛だらけになって綿ボコリになって落ちています。
が、思わぬ怪我の功名的と言うか副産物的な事で、奥さんに掃除担当にも任命され毎朝、出かける前に掃除機で掃除する習慣がつきました。
おかげ様で毎日床がきれいな状態が保たれています。
思えば、ウチの女子の長い髪の毛が落ちている方が目立っていて嫌なものです。
気づかぬうちに癒やされている
僕はもう今年でちょうど20年、自営で工事業の仕事をしています。
不定休、不規則な勤務時間。( 投稿記事→夜間仕事はしんどい)
疲れ果てて、徹夜明けで帰宅するとまだ寝静まっている時間に、
シッポをこれ以上振れないようなスピードMAX高速回転で振りながら
「おかえりっ!」と近寄ってきてくれる。
疲れ果てた身体でソファーになると、すかさず飛び上がってきて顔を舐めまわしてくる。
それが終わると、靴下を丸めたおもちゃを持ってまた駆け上がってくる。
投げろと。 仕方なく投げるとくわえて走って戻ってくる。
飽きるまで投げ続けさせられる。寝転びながら投げていると、靴下を僕の口元に持ってきて今度は引っ張れと言ってくる。
靴下で綱引きのようなことをさせられる。
こちらの都合なんてお構いなしだ。
まとめ
夜泣きで始まり、ミルクの時間、オムツの交換。
子育てから開放されてしばらく時が流れて、また育児の時間。
人間では無い。子犬である。
犬には邪気が無い。赤児にも無い。無邪気である。
9年経った今も会話は出来ない。でもアイコンタクトで通じ合うこと、
こちらが話していること、犬が吠えていることで少しは理解出来るようになったこと。
こちらがどんな状況、心境であっても変わらぬ無邪気さで近寄ってくる。
いつの間にかそれが当たり前の日常になっている。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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