「知ったかぶり」に振り回される日々【現場監督のひとりごと】

最近はブログも書かずに、仕事に没頭しているというか、振り回されていました。

何故そうなるのか?

と言うと、管理業務の現場監督という立場から、まあそれなりの理不尽なことに出くわします。

今回は何度かタッグを組んだことのある、若い監督と一緒に現場を見ていました。

若いと言っても40を過ぎた方ですが。

経験はまだ浅く、一年ちょっとの現場の実務経験者です。

そろそろちょっと仕事も覚えて来たところもあるし、ある程度仕事を任せれるようにもなりました。

今までは打合せ等などに、ワタシも参加しながら2人で話しを聞いて、情報を共有していました。

最近は自分から進んで単独で話しを聞き取り、段取りなども組んでいるようでした。

40歳を越えているので、会話的にはしっかりと打合せ等もできるし、設計さんや施主さんとの折衝もできます。

と、思っていたら、ところがどっこい、全て知ったかぶりに近かった。

というお話しです。

この場合の「知ったかぶり」とは、わかりもしない事を、さも知っているような口調で打合せしてくれていた。

なので順調に進捗していると、思い込んでいたら、とんでもなかった。

という、結末が待っていて、終わった仕事を遡って、追いかけねばならなくなりました。

それはずっと棚上げ、先送りをしていた状態と同じです。

終わったふりをしていただけで、遠くへ投げたつもりのブーメランが帰って来て、後頭部をコツン!と叩かれるような衝撃があります。

自分の頭の中では、「終わった」と完結していた問題が、また降って湧いて来て、そのために時間が割かれるという、悪循環のループが回り続けます。

結局、その仕事は何日も放置されていた事と同じ結果ということです。

ワタシが居る工事現場という、「現場」は空想や妄想、理想を貼り付けても出来上がることはありません。

事実とリアルの中で、積み上げていくのが現場だと思います。

本人曰く、「すみません、知りませんでした。」で終わり。

一体あの、知ったような口調と食い付き方はなんだったのか?

前へ進んでいたと思っていたことを、数日後にその時の何倍もの労力を使って処理する情け無さ。

綺麗に弧を描いて飛んで行って、忘れた頃に帰って来る「知ったかブーメラン」には御用心下さいませ。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

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この記事を書いた人

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なみのり こうぼう

1965年大阪生まれ、大阪在住の内装工事業を1994年からはじめて今年で25年目の なみのり工房 です。

仕事で精一杯だった自分に何か刺激を求めて試行錯誤している時、本で出逢ったメンターの方のセミナーに思い切って参加。人生初セミナー体験で運命的な出会いがあり、ブログを2014年7月からはじめました。

ランニング習慣、仕事、趣味のサーフィン、ゴルフ、たまに犬など思った事を書いています。

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