ある日、SNSのタイムラインから日記についての過去記事が目に入りました。
日記について特別な興味は持っていませんでしたが、その記事を読んで実際に本を手に取ると、今現在の自分の行動の考え方と重なる部分がたくさんありました。
読み進めるとワタシが思っていた日記の書き方ではなく、日々の記録を残すのみのため日記を書く。自己管理のヒント満載の一冊の紹介です。
日記とはどういう日記を思い浮かべますか?
本書で書かれている日記とは?
自分の感想などは一切書く必要はなく、自分を記録し続けることとあります。
航海日誌のように事細かに1日の自分を記録していくこと。
たかが日記という先入観ではなく、「日記の活用術」を知ることが大切だということです。
日記が続かない理由
正しい日記の書き方を以外と知られていない。
小学生の頃に書いた絵日記。夏休みの終わりに泣きながら書いた苦い思い出が、日記を書くことの壁になっている人も少なくはないと思う。
学校では日記の書き方など教えてくれないし、習った記憶もない。
なので公の記録は捨て、個の記録を残すこと。自分にとって必要なこと、大切なことを書けばいいということです。
日記の「活用法」があることを知り、日常生活の中の価値に気づけば日記に書くことは無限にあり、楽しみながら書いていける。
日記とは書き続けることが大切だが、読むことはもっと大事なこと
勉強に効果的な方法があるように、日記にも役にたつ「書き方」や「読み方」がある。
日記は書くものであると同時に、いやそれ以上に、読むものなのだ。
とあります。
読み返すことで自分がレーダーもGPSもない船で大海原を航海中に瞬時に消えていく軌跡、記憶を日記に書く。
目的地がわからずに悩んでいる人は、日記にを通じて自分の現在地がわかり、進むべき方向が見えて来ます。
日記を書きっ放しにせずに読み直すことで、記憶の改ざんを防げ、本人も意識しないうちに「すり替え」られる記憶や、セルフイメージを歪められないうちに、自分を軌道修正できるメリットがあります。
時間と場所を書くことで記憶が繋がっていく
日記に時間と場所を書くことで、記憶がつながり記憶力も自然とアップしていくとありますが、自然とそう言ったつながりを記憶していく習慣を持ちたいと思いました。
本書では「事実記録」以外に「着想」を書くとあります。
これは問いを持って生きるためだとあります。
発想が定着したものが「発想」と考え、人生の大切な問いを忘れないように日記に記録する。
日記を見れば自分の思想の軌跡の全てがわかるように書く。
そうすることで、書いているのは今日の自分でも、将来の自分に役立つ情報が満載で、日記を通じて自分の歴史が刻まれていくのだと感じました。
まとめ
日記の読者は未来のあなたである
確かに。
誰も読まないし、読んでもらっても困りますよね。恥ずかしいです。
しかし、これが自己を形成して行くこと。自分の問い掛けに対し記憶を呼び戻してくれることは間違いないように思います。
この本にはタスク管理という言葉は一言も出てきません。
ですが、ある意味自分の記録を残して行くことは、タスク管理をしている時のログ取りしている自分を想像しました。
専門的なことは書かれていませんが、タスク管理の「基本的な考え方」にも通ずることが書かれた本だと思いました。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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