愛知県見聞録2日目はタイルのINAXさんのミュージアム見学の後編です。
前回はミュージアムの2階のタイルの歴史についてでした。その続きで2階の展示タイルの紹介です。
前回エントリーはこちら↓
INAX ライブ ミュージアムへ行ってきました。その①【2015年6月13日(土)】 | Naminori 工房
今日も愛知県のINAX ライブミュージアムの見学エントリーです。暫しお付き合いください。
中近東から中央アジアのタイル
星と十字の組み合わせやそれ以外の多様な幾何学模様がイスラーム建築の壁面に埋め尽くされた。
通路の床にもタイルが埋め込まれております。
ヨーロッパのタイル
イギリスタイルの裏側です。接着面を良くする為のものと割り切ったデザインかと思いきや、色々なパターンがあります。
アジア、日本、中国のタイル
中国のタイルは歴史が古く、オランダや西洋タイルに大きな影響を与えたと書かれておりました。特にブルー&ホワイトの器物やタイルはオランダのデルフト焼に影響が大きかったようです。
中国語では、れんが、日干しれんが、などを総称して塼(せん)というらしいです。万里の長城をはじめさまざまな建築に使用されています。
塼仏(せんぶつ) 仏の姿を押し型で押してつくった長方形の塼。
36枚の写真の紹介になってしまいましたが、これだけのタイルを集めるのには大変な苦労があったのではないのでしょうか。
平成9年(1997) 4月に開館した「世界のタイル博物館」貴重な資料に出会えて良かったと思っております。
〔住所〕
〒479-8586
愛知県常滑市奥栄町1-130
TEL : 0569-34-8282
FAX : 0569-34-8283
〔交通〕
<バス>
■ 名鉄線「常滑駅」または中部国際空港より
知多バス「知多半田駅」行き
「INAXライブミュージアム前」下車徒歩2分
<お車>
■ 名鉄線「常滑駅」より約6分
■ 中部国際空港より約10分(「りんくうIC」降りる)
■ セントレアライン(名古屋方面から)「常滑」ICより約7分
■ 知多半島道路「半田IC」より約15分
(乗用車・バス駐車場完備)
まとめ
ミュージアムにある世界のタイル。8000年以上も昔、ティグリス・ユーフラテス川流域では、レンガを積み上げて都市をつくっていた。
やきものと建築の出会いはここに始まっていたそうです。
お国は違えどその配色、製法は海を渡り各国へ伝承されて行ったのでしょうね。
日本の焼き物の絵柄にも影響を与えているのでしょう。どこかで見たような絵があったようにも思えます。
12世紀以降に飛躍的に発達したイスラームのタイルなども素晴らしいと思います。現地で大切にほぞんされることを願います。
次回は便器の歴史とその他の施設の紹介エントリーをアップしようかと思っております。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
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