個人事業主が資格試験取得を考えた時、仕事と勉強する時間の折り合いが合格結果に大きく左右されます。
フリーランスなので時間なんていくらでも作れるだろう。と思われがちですが、ところがドッコイそうは問屋が卸してくれません。
そんな仕事の受注から仕事を納め、日々の集中できる勉強時間の確保の折り合いの難しさ書いています。
仕事の受注が資格試験優先の取り方になり生活への不安も出てくる
普通の会社員の皆さんは「会社に行けば何か仕事がある」のは当り前。とお思いでしょう。
ですが、独立して事業をしていると「仕事は年間通じてずっとある」というのは幻に過ぎません。
それで幾度となく受験してみようと思い、お金を納めて願書も提出。
さあ勉強しようと、それなりに時間も作り勉強もしました。
しかし、月の売り上げ目標をクリアしていくためには、仕事を受注しなければなりません。
そしてワタシの場合は、内装工事業なので昼夜関係なく勤務時間が不規則です。
なので、資格試験に挑戦期間は仕事の受注には気を使いました。
試験日は日曜日です。その月の仕事はできるだけ夜間仕事を入れないようになど調整しました。
そうなると、ちょうどその月は夜間仕事の依頼が多ければ見送るということも考えます。
そうなると「ご飯は食べていけるの?」と自問自答します。
結局、計画的に勉強時間の確保を組込んだ仕事を受注すると決めても仕事優先になりがち
過去に2級建築施工管理技士の資格取得を考えた時があリました。
2級は1級と願書提出期間も試験日も違います。
ワタシは2級の願書を過去2回提出しましたが、試験当日現場や出張で当日試験場へは行かなかった記憶があります。
仕事最優先の気持ちと、今思えば資格取得にそれほど意欲的ではなかったのかもしれません。
その頃の記事がこちら。↓
食べていくために仕事は絶対ではあるが資格も必要なご時世になった
現場仕事などでコンプライアンス(法令遵守)が叫ばれ始めて、管理者も資格を問われる時代になる。
なので本腰を入れて受講することにしたのが2014年の秋ごろでした。
どうせ受けるのなら今までの2級ではなく、飛び越して1級を目指そうと何故か血迷ってしまいました。
問題は1級は2級と試験日が違います。それと1級は試験が学科と実地と2回に分かれていること。
そしてその2回の試験日が6月と10月と期間が空いていることが仕事を埋めていく受注の仕方に苦労を強いられました。
勉強時間の確保のために講義を受けて対応することに
仕事を最優先する生き方なので、学科と実地試験の勉強をバランス良くできるわけがないと考えました。
そして講義を受ける作戦で時間を確保する対応することにしました。
自己投資とは言え、それなりの出費でございます。
確実に物にしないとというプレッシャーと、講義のある日を休日にする努力を始めました。
試験を受けること自体が何十年ぶりという経験の中、仕事でお金を稼ぐという絶対条件を見据えながらの生活が始まりました。
また、ワタシは内装工事業なので建築の知識と建築の現場経験があまりありません。
なので建築の知識と経験を得るために、今年の初めは建築工事と同時進行のカフェの内装全般の工事を受注しました。
困ったことに現場所在地は東京でワタシは大阪在住です。3ヶ月間という長期出張決定。
そして講義は大阪でというで、講義がある日は大阪へ帰り受講するということになりました。
工程表を睨みながら、シフトを組み現場と相談しながら対応しました。
その3ヶ月の経験で今年の実地試験の経験記述問題の現場として解答を書くことが出来ました。
まとめ
そんなドタバタ劇のワタシの1級施工管理技士への初回の挑戦は学科試験で失敗し1浪決定でした。
2度目のチャレンジの今年は学科はパスして、10月に実地試験を受験し、来年2月の結果待ちというところまで来ました。
50歳からのチャレンンジしては2級も取れていない者が1級に挑むのは少々ハードルが高いようです。
ですが、必要に迫られると仕方ないことと、こうやってブログを日々書くようになってから、前向きな行動ができるようになったように思えます。
まだ合格出来た訳ではありませんが、仮に実地試験に失敗していたとしてもまた仕事に折り合いをつけれる経験と自信はできました。
今はもっと前向きに試験勉強だけでなく知識として建築の施工管理を覚えたいと思えるところまで来ました。
1級施工管理技士の申込みは2月中旬締め切りです。
そしてもう学科試験への勉強を始める時期です。
何事も経験とチャレンジ精神がお金よりも先なのかもしれません。
そんなここまでの個人事業主のお金とスキルについての経験談でございました。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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