大型連休もあと1日になってしまい、このままだとあっという間に過ぎ去ってしまいそうで焦っております。
5冊の本を読む予定でおりますがまだ2冊読めただけです。そんなゴールデンウィークですがランニングの方は4日はお休みしましたが、3日と5日は走れております。
今日もランニング時の記録と出来事、ちょこっとした学びと気付き書いています。
初めて書評というものにチャレンジです
前回のエントリーで連休中に読みたい本を挙げてみましたが、今日はその中でも興味津々だった本のご紹介です。
この本は、ウィリアム・グラッサー博士の選択理論の考えを元に渡辺奈都子さんが書かれた本です。
以前、どなたかのブログでこの本を紹介されていて興味を持ち「選択理論とは何ぞや?」と思い読んでみました。
ざっと心に残った箇所、考え方に共感したところ書いてみました。
私たちが抱える悩みの90%以上は、人間関係の問題
この本は人間関係のの解説書、自分自身の操縦方法の説明書と書かれています。
外的コントロールという言葉を知っていますか?という問いかけから始まります。
この本では2つの島の住人の性格、性質の違いを『外的コントロール島』と『選択理論アイランド』の住人に例えて、人間関係の背後の立場の異なる2つの心理学の働きを説明されてます。
この2つの島の住人のコミュニケーションや考え方を覗いてみて2つの心理学の特徴を住人たちが教えてくれています。
自分自身に当てはめて「あー、今は自分はこっちの島に住んでいるな・・」と思う節が本を読んでいくといくつか思い浮かびます。
人間関係のあり方を決める”たったひとつの違い”とは?
外的コントロール島の人は「私は、相手をコントロールすることができる」と信じています。
それに対して選択理論アイランドの人は「私は、自分だけをコントロールすることができる」と信じていると垣間みることができます。
人間関係の背後にある2つの心理学。人と関わる時に2つの異なった立ち位置があり、その背後の心理学をこの本では、「私たちが知らず知らずのうちに身につけている人の心や行動に対する考え方」としています。
ひとつめの心理学とは、「外的コントロール心理学」「人を自分の期待通りにコントロールしようとする考え方」です。
「勉強しない子供に、どう言ったらやらせることができるのか?」
「部下にもっとやる気を出させるにはどんな言い方が効果的か?」
「夫(妻)に◯◯を分からせるにはどうすればいいか?」
何かにつけて「相手が自分の都合の良いように変わってくれないか」ということを考え方を知らず知らずのうちに身につけてます。
もうひとつの心理学。それが「選択理論」「人は自分の行動しかコントロールすることはできない」という考え方です。
「あの人が文句ばっかり言うから、私は1日憂鬱でしょうがない」とは考えず、「あの人は文句ばかりだけれど、私はできることをして元気に過ごそう」という考え方、視点で行動する。
こう考えると、「自分は他者からコントロールされているわけではないし、自分も相手を思うようにコントロールすることはできない」とお互いの違いを話し合い調整して「より良い関係を保とう」という方向にエネルギーを注ごうと心理が働くと書かれています。
外的コントロールの人間関係を破壊する致命的な習慣とは?
関係を破壊する「致命的な7つの習慣」
文句を言う 「うるさい!」「まったくもう」
脅す 「そんな子はもう知らないよ。置いていっちゃうわよ」
責める 「こうなったのはあなたのせいよ!」
罰を与える 晩ご飯抜き、小遣いダウン
批判する 「そんなんじゃダメだよ」
褒美で釣る 「XXできたら、◯◯買ってあげるよ」
ガミガミ言う ガミガミ、くどくど、ねちねち
この7つの致命的習慣は頭文字をとって「もんおせばひほうが(門おせば悲報が)と覚えます。
<外的コントロール>の背後には、「私は正しい、相手は間違っている。だから私の思う通りにコントロールしよう」という思いが隠れているということでした。この心理はあると思いました。自分でも気を付けねばと思い当たる箇所です。
のびのびと穏やかな日常を過ごすための習慣とは?
関係を良くする「身につけたい7つの習慣」
耳を傾ける 相手の話を良く聞く
励ます 勇気づける
尊敬する。敬意を払う お互いを尊敬し合う
受け入れる 受容的に関わる
違いを交渉する 違いを話し合って調整する
信頼する 成長につながる時信頼する
支援する 相手のことをよく知り適切な支援をする
この7つの習慣は「みみとうとく うちはしんし(耳は尊く内は紳士)と覚える。
人の行動のメカニズム
行動には4つの要素がある
行為 外から見て分かる動作や表情
思考 頭の中で考えること、イメージすること
感情 快/不快、気分や気持ち
生理反応 身体反応、体内のコンディション
この4つの要素は連動して切っても切り離せない関係にあり、全体的に動いていると捉えています。選択理論では人間の行動を全行動と読んでいるそうです。
操作できる前輪・直接は操作できない後輪
全行動の概念を車に例えて説明されています。
行為、思考、感情、生理反応をが4つのタイヤであると考えられています。
前輪に行為、思考。後輪に感情、生理反応が配置されドライバーが操作できるのは前輪だけだと言うこと。後輪は前輪が向かった方向について来るという仕組みがこの車のイメージで表されています。
私たちの行動には、直接コントロールできるものとできないものがあると書いておられます。
この考えは非常に分かりやすく頷ける部分が多かったです。
自分の意志でコントロールできるものは、行為と思考という前輪で後輪はハンドルを動かすことで向きを変えることができる。
後輪に相当する感情と生理反応は、前輪の向きに伴ってついて来るもので直接方向を変えることはない。つまり、後輪である感情と生理反応を変化させるには、前輪の行為と思考をコントロールしなければならないということになります。
この4つのタイヤの関係を知ることで、セルフコントロールのスキルは格段に上がると書いておられます。
まだまだ、たくさんの心理、欲求や上質世界などの考え方などを書かれておりましたが長くなりそうなのでこのへんで。
人間関係において、「私は相手を変えることができる」と、つい思ってしまいがちだった自分に気付きました。そして「私は自分だけを変えることができる」を意識してちょっと行動してみたいと思わせてくれた1冊でした。
2015年5月3日,5日(日)(火)今日のモモガイテ
3日の日曜日は久しぶりに曇りの朝でした。日差しが無かった分、涼しく感じましたが蒸し暑くもありました。昼から毎年恒例のBBQ飲み会があり、1日アルコール漬けになってしまいました。4日は雨が降っていて2日酔いもありランニング休みました。
5日火曜日は朝から清々しい晴の日でした。もう日差しが眩しい良い1日でした。ランニングはちょっと長いコースを走りました。
2015年5月5日(火)伊勢国府の浜の波
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今日、5日の伊勢国府の浜はヒザ、セットモモの波でした。和歌山磯ノ浦はほぼフラットでした。
連休中は今日に期待していたのですが波上がりませんでした。朝の時点で行くの見送りました。残念です。
台風6号も発生していますが日本にはなんの影響も無いでしょうしね。5月に入ったので太平洋側に波来て欲しいです。
今日のまとめと気付き
今朝は5.19kmラン。時間27分50秒でした。
「選択理論」理解はできましたが、やはり外的コントロール島の住人になってしまいそうな気がします。人はどうしても相手や周りの人をコントロールしがちになってしまっているのが現実なのでしょうね。
私の場合は最近、仕事関係で接する人に対して少し考えることがあって、この本を読んで参考にしたかったというのがこの本を読んだ1番の動機なんですが、どうしても自分の考えやその人の行動を強要してしまおうと言う感情が強く出てしまっていたところがあって少し気持ちが整理できずに困っていたのですが、基本的に「他人はコントロールできない」「自分は変えられるが他人は変えられない」と、こうもはっきりと書かれていると気持ち良く腑に落ちてくれました。
休みが終わったら、仕事関係の人達との関わり方を変えようと本気で思えました。良い1冊に出会えました。
今日も最後までご愛読いただきありがとうございます。
人間関係をしなやかにする たったひとつのルール はじめての選択理論
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