光るフランスパン。成型物などではなく本物のパンからできているという照明器具の話です。
先日、夜勤明けで寝落ちしてしまって、目が覚めてランニングへ出かけるか疲労回復のためにお酒でも飲んでそのまま眠りに着こうかと悩んでいた時、テレビを点けると何やら変わったパンの取材をしているのが目に入りました。
12月8日(火)16時くらいにローカル番組でMBS毎日放送の「ちちんぷいぷい」という番組で放送されてました。
パン好きが高じて、もっと眺めていたいという気持ちから生まれた。
モリタ製パン所 森田優希子さんという方が制作されています。
元々、京都を拠点にされいたようですが、2014年から神戸に移られたようです。
テレビの取材ではパンを実際に買いに行き、アトリエで制作風景が放送されていました。
パンの仕入先が「ビゴの店」
その時のパンの仕入先が神戸の「ビゴの店神戸国際会館店」でした。
ビゴの店と言えば神戸芦屋では有名です。
というか、フィリップ・ビゴさんと言えば日本で最初に本格的なフランスパンを紹介した人としても知られています。
確かにビゴさんのバタールやバゲットのクープ(切れ目)の形はリーフ形と申しますかレモンのようにも見えますが、たいへん美しく開いていると思います。
そんなビゴの店のパンがおしゃれな照明器具として保存されているインテリアグッズです。
何と言っても買ったパンの数が80個前後だったのとその代金が9千いくらかだったと思います。
最近ワタシは千円を超えるパンの購入金額にビビっていた所だったので、食料としてと商品化との価値観の違いが面白かったです。
まとめ
もう20年ほど前になってしまうのか?と時の流れの早いことに驚きながら、回想しておりましたが、神戸の震災があった年にこのビゴの店の出身の方のお店を作らせてもらったことがあります。
その店が完成してオープンまでの準備期間に何度か試食させてもらいました。
その時に「ビゴの店のクープは他の店とは違うと私たちはこれ以上の美しいクープを目指したいです。」という言葉をこの番組を見て思い出しました。
その時は何度も焼いて納得できるクープが開いていませんでした。あれから20年理想のパンは完成したのでしょうか。
そしてそんなビゴさんのフランスパンに魅せられて、パン+ランプシェード=パンプシェードとして「おいしい明かり」にしてしまった森田さん。
良いものはいろんな形で受け継がれていくんだと感じた今日この頃でした。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
柴田書店
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